発災時に、男女共同参画の視点で被災地にアドバイスや情報提供を行うなど、効果的な役割を果たすことができる人材を育成するための研修です。いざというときの備えとして、日ごろから男女共同参画センター等が「防災と男女共同参画」の事業を進めていくのに役立つ情報を得ることができます。
実施日:2024年12月3日(火)、17日(火)
参加人数:13人
講師:
浅野幸子(早稲田大学地域社会と危機管理研究所招聘研究員、減災と男女共同参画 研修推進センター共同代表)
池田恵子(静岡大学グローバル共創科学部教員、減災と男女共同参画 研修推進センター共同代表)
プログラム概要:
【オンデマンド事前学習(11月21日~12月2日)】
・基本スライド ~なぜ防災に男女共同参画の視点が不可欠なのかを学びます
・基本スライド ~災害時の性暴力被害と対応について学びます
・国の政策について
・ワークショップの準備
【1日目(12月3日)】
・事前学習のふりかえりと能登半島地震の被災地からの声
・多様性を災害支援に組み込む ~要配慮者、避難行動要支援者、子ども、若年女性、LGBT、外国人
・自治体の男女共同参画担当部門・男女共同参画センターの役割&市民団体との連携
・大規模災害時における男女センターによる支援活動事例
・各地の啓発、女性防災リーダー育成の取り組み事例
・全体を通した質疑
【2日目(12月17日)】
・災害後の事業継続と被災者支援の制度・しくみ
~事業継続の視点(組織一般、行政、ステークホルダーとの関係)
~被災者支援のためのしくみ(災害救助法、被災者生活再建支援法など)
~災害時の対応シミュレーション
・男女センター、行政、市民団体の各立場の被災シナリオをもとに
・ワークショップ
~男女共同参画の視点に立った防災事業・活動の組み立て方を考える
・交流会(自由参加、途中退出可)