発災時に、男女共同参画の視点で被災地にアドバイスや情報提供を行うなど、効果的な役割を果たすことができる人材を育成することを目的とした研修を、オンラインで実施しました。第5次男女共同参画基本計画に盛り込まれた「男女共同参画センター間の相互支援の促進」に資することもめざしました。
実施日:2022年12月9日(金)~10日(土)
参加人数:23人
講師:
浅野幸子(早稲田大学地域社会と危機管理研究所招聘研究員、減災と男女共同参画 研修推進センター共同代表)
池田恵子(静岡大学教育学部・同大防災総合センター教員、減災と男女共同参画 研修推進センター共同代表)
プログラム概要:
【オンデマンド事前学習(11月25日)~】
・基本スライド ~基礎知識:男女で異なる被災経験と対策の方向性
・基本スライド ~災害時の性暴力被害と対応について
・国の政策について
・ワークショップの準備】
【1日目(12月9日)】
・事前学習のふりかえり
・多様性を災害支援に組み込む
~要配慮者、避難行動要支援者、子ども、若年女性、LGBT、外国人
・自治体の男女共同参画担当部門・男女共同参画センターの役割&市民団体との連携
・大規模災害時における男女センターによる支援活動事例
・各地の啓発、女性防災リーダー育成の取り組み事例
・全体を通した質疑】
【2日目(12月10日)】
・災害後の事業継続と被災者支援の制度・しくみ
~事業継続の視点(組織一般、行政、ステークホルダーとの関係)
~被災者支援のためのしくみ(災害救助法、被災者生活再建支援法など)
~災害ボランティアの活動
・災害時の対応シミュレーション ~男女センター、行政、市民団体の各立場の被災シナリオをもとに
・ワークショップ
~男女共同参画の視点に立った防災事業・活動の組み立て方を考える